奥大和の紹介

「奥大和」は、奈良県南部・東部の19市町村を指す言葉です。

山岳地帯の南部、比較的平地の多い中南部、高原が広がる東部からなるこのエリアは、人口が集中する県北西部の奈良盆地とは対照的に、広大な範囲に町や集落が点在しています。

日本のはじまりを彩ってきた深い歴史。神々が宿ると崇敬されてきた雄大な自然。そして、その自然の中で歴史を紡いできた暮らしと文化。奥大和はそれらすべてが融合し、いまに受け継がれている特別な場所。​

そんな奥大和の魅力は、それぞれが心惹かれる場所を、自分で探しに行ける楽しさがあること。自然、歴史、文化だけでなく、ローカルの人との繋がりや、ここにしかないものなど。心躍るポイントは十人十色。あなただけの感動を見つけに、奥大和に足を運んでみませんか?

日本のはじまりを支えてきた歴史ある地

奥大和にはいにしえの時代から続く息吹が今も根付いています。

明日香は律令国家体制の礎が築かれた「日本のはじまりの地」。

桜の名所として有名な吉野山のある吉野町や大和高原の南端に位置する宇陀市は、神武東征の舞台として古事記や日本書紀にも登場しています。

古代からの歴史が残る奥大和。ぜひ直接見て、触れて。奥大和の歴史の深みを感じてみてください。

人と共存しながら保たれてきた大自然

奥大和の豊かな自然は、古代から人の営みとともに大切に守られてきました。豊かな恵みを届けてくれる一方で、時に荒ぶることもある山や川。そうした優しくも厳しい自然に対して、奥大和の人々は畏敬の念を抱きながら生活しています。

田園風景が広がる山里、ススキの穂がたなびく高原、雲海に包まれる奥山。奥大和の自然はどこをとっても、人々の暮らしの足跡があり、あるがままの自然とはまた別の、独自の美しさを有しています。

いにしえより紡がれてきた文化

奥大和には、悠久の歴史と雄大な自然により形作られた、この地ならではの文化があります。

修験道に代表される土着の信仰、豊かな水源の森を守ってきた吉野林業、古くから人々の病を癒し続けている薬草の里…。

これらすべて、神代から続くとされる歴史と、四季折々の表情を見せる自然を日常に感じながら暮らしている奥大和の人々によって築かれた、唯一無二の文化です。

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